書評

モノの所有における負のループ。

こんにちは。
今回は『#心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ』
ブルックス・パーマー著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

部屋を浄め、心を浄め、人生を浄める片づけ術の本です。

本書で、刺さったのは、モノを所有することについての負のループ。

負のループ

あなたの行動は、モノを失うことへの恐怖に由来しているのかもしれません。そこで次々とモノを手に入れて、その恐怖を覆い隠しているのです。ところが、そうすることによって安心を得るどころか、ビジョンがますます曇り、さらに強い恐怖に襲われることになります。ガラクタを捨てれば、スッキリした生活を送ることができます。しがみついているモノが少なければ少ないほど、あなたの生活は有意義になるのです。身のまわりの不要なモノを手放せば、視界が開けて生活全体が見えてきます。

モノの所有のおける負のループだ。負のループは恐ろしい。そして、自分が負のループにハマってしまっていることに気づいていないことが恐ろしい。なんにせよメタ認知が必要だ。そして、負のループは気づいていたとしても抜け出せない点も恐ろしい。

「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」こと。

無駄な生活にはコストがかかる。そのコストを負担して、その無駄な生活を継続する為には、その為のコストを支払う為に、時間を無駄に切り売りしてお金を稼ぐ必要がある。
無駄の為に無駄な事をする。無駄の再生産。これも負のループだ。

抜け出したとしても、安心はできない。気づけば次の負のループに即座にハマっている可能性がある。脳は想像以上にアホな一面がある。アンデシュ・ハンセン先生よろしくサバンナ脳だ。愛すべき脳ではあるが、脳を信用してはいけない。常に、自分が負のループにハマっていないか、メタ認知を使って、チェックするべし。

以上、剣言でした。
それではヒュッゲな一日を。