こんにちは。ケンゴンです。
今回はヒロコ・グレースさん著の『結局、心に従ったほうがうまくいく』です。
著者は20代でアメリカにて起業し、その後25年間経営をされている女性実業家です。
違和感やもやもやは
「そっちじゃないよ」というサインです。
という帯のフレーズに惹かれて手に取りました。
自分の気持ちに素直に従って行動するという事の持つパワー、大切さについて、改めて考えていた自分にとって、これぞと感じた本でした。
日々の生活で、違和感やモヤモヤを感じていませんか?
違和感やモヤモヤを感じているけれども、
どうせ払拭できないものであると決めつけて諦めている。
見てみぬフリをして感じないようにしている。
気持ちを押し殺して我慢している。
改善される余地は無いと思い込んでいる。
自分の気持ちを誤魔化していませんか?
偽物で誤魔化す人生はもう卒業しませんか?
こんなふうに、自分の心ではなく親の価値観に沿って生きていると、心に違和感が生じるようになります。そして、小さなモヤモヤを見て見ぬ振りして日々をやりすごしていると、あるとき「強制リセット」という形で大爆発がやってくるのです。
強制リセットとは、自分の潜在意識が、本当の思いを叶えるために今していることにストップをかけてしまうこと。例えば、Iさんのように体調を崩してしまったり、事故に遭ってしまったり。他にも夫の浮気や離婚といった形でリセットがかかる方もいます。
小さなモヤモヤの堆積はやがて大爆発を起こし、人生において大惨事を招く、と。
例え小さなモヤモヤ感であっても、都度それを感じている自分を「理解」し、「じゃあどうするか」を考えて一つずつ丁寧に取り除いていこうとする習慣、姿勢が大事だと思います。
違和感、モヤモヤは心のセンサー。このセンサーを信じましょう。
執着しているモノの手放しタイミングであると。
「次に進みなさい。今がタイミングだよ。」
これからも大切に持ち続けたいもの、
もう合わない不必要なもの、
ときにはごそっと入れ替えの作業、メンテナンスが必要です。
その際は、起こってもいない未来を妄想して不安に囚われないこと。
今、自分に何が出来るのかを考えて、まず行動する。淡々と行動していく。
そうは言っても、失敗が怖い故に行動に踏み出せない人は多いですよね。私も含めて。
そんな人達に向けて、著者は「失敗はギフト」であると言っています。
ただし、失敗からどうリカバリーしたのかまでがワンセットであり、
その経験が、その後の自分の糧となります。
大切なのは困難に陥った時に、そこからどう復活するか。
物事に執着せずに、時には大胆に損切りし、そこから学ぶことが大事。
著者はアメリカで和食レストラン(どんぶり屋さん)の経営を始めようと準備をすすめましたが、途中で感じた違和感を信じ、オープン前に撤退したとのことです。
すべてを手放したそうですが、居抜き物件として別オーナーへ譲ったことで、リカバリーが出来たそうです。その経験がその後のニューヨークでの不動産投資に生かされたというエピソードが綴られていました。
心のセンサーが感じたモヤモヤ感は次のアクションへのトリガー。
そう考えて、行動を起こせるといいですね。
ただし、注意点として、最初から「心に沿った行動だけしたい」と完璧を目指していると
いつまでも行動出来ない。なぜなら、心は常に変わっていくものだから、とも著者は述べています。
とりあえず、ヌルっと軽いステップから行動を始めてみるのがよいと思います。
最近の私の行動モットーは「ヌルっと始めて、淡々と。」です。
始めるときは感情を持たずに、無心の境地で、ただ、ヌルっとライトに始めるのがいいですね。
やる気は、やり始めた後に出てくる。やる気は「出す」ものではなく、「出る」ものです。これを心理学で「行動興奮」といいます。その後は淡々と進めて行きます。
運が良ければゾーンに入る事もあります。集中できるって「快」ですよね。
ドーパミンほとばしる合法的トビ方の一つだと思ってます。
と、脱線しました。
心を客観視してパートナーとして捉え、ときにはその心の反応に素直に従う事が大切である事を再認識できた本でした。
といっても、心は常に自分の味方ではなく、ときには、兎にも角も反応したがりの雑食漢であることも私は知っています。
そんな心と上手に付き合って参りましょう。
以上、ケンゴンでした。
それではヒュッゲな一日を。